どうも妻です。夫です。

大阪在住の同い年夫婦が、日々の日常を赤裸々に綴っていきます!

流産手術から1年経った今日、経験したことを書いてみる

どうも、こっちゃんです🌷

 

今日、9月7日。

昨年の流産手術からちょうど1年です。

 

流産についての記事はまだ書いていなかったので、この機会に私の体験談を書いてみます。

 

すごく幸せなこともそうじゃないことも、全て書いてますので、気分を害するかもしれない方はこの記事スキップしてくださいm(_ _)m

 

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2017/07/28:妊娠陽性反応

生理が遅れている、高温期が続いてて体が熱い、眠気がすごい、乳首が痛い。

そんな体の変化から、もしや!?と思いました。

ネットで調べても同じような症状が妊娠初期症状として書かれている。

 

でも私PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)だし、結婚式終わってから避妊を止めたので妊活始めてまだ2か月半くらい…

本当に妊娠か?と半信半疑。

 

もしこれで陽性反応だったら、嬉しくてすぐかずくんに連絡しちゃう!

でも今日は木曜日。

かずくんもきっと仕事にならないかも…

明日の金曜ならちょうど大安だし明日まで待とう!

なんて思って、その日は我慢して翌日に人生初の妊娠検査薬を使いました。

 

すると線が出て陽性反応

 

帰ってきたかずくんに報告し、二人で嬉し泣きしました。

そしてすぐ、この地域で有名な産婦人科を調べて初診予約もしました。

 

2017/08/01:初診で胎嚢確認(5w)

エコーで胎嚢11mmが確認され、だいたい5wくらいだろうと言われました。

基礎体温表を見せてって言われたので見せると、高温期前の基礎体温がグッと下がっている日を指差し、この日が排卵日かもねとお医者さん。

そして「おめでとうございます」と書かれた妊娠時の注意事項の紙を貰いました。

 

すごく嬉しかったのですが、全然実感無い!

まさかこの私がこんなすぐ妊娠出来るとは思っていなかったから。

 

その帰りには、本屋さんに寄って「初めてのたまごクラブ~妊娠が分かったら読む本~」を購入。

 

そして、私の家族にだけ先に報告しました。

初孫ということで皆すごく喜んでくれた。

 

2017/08/19:心拍確認(7w6d)

胎嚢の中に赤ちゃんが育ってて、赤ちゃんは約11.8mm

そして心拍も確認出来ました。

 

エコーで「ここがドクドクしてるの分かりますかー?これが心臓ですよ。」と教えてくれて、つい2週間前には胎嚢だけだったのに!と生命の神秘をリアルに感じ、すごく感動したのを覚えています。

 

そして、出産予定日は2018/03/22

これは今が9wとして算出した予定日です。

なぜなら、最終月経日から数えると9wだったから。

でも大きさから推測するには7wあたり。

どうやら排卵が遅れていたようで、出産予定日はたぶんそこから後にズレるかもと言われました。

あー友達の赤ちゃんと同級生にならないかもなぁ、早生まれになるか微妙なとこだなぁ、なんて思ったことです。

 

心拍が確認できると流産の確率はかなり低くなるとネットで見たので、私はこの時点で安心してしまいました。

 

母子手帳も用意してくださいと言われたので、数日後に保健所へ。

母子手帳マタニティマークのキーホルダーや色々な冊子を貰いました。

少しずつ実感が湧いてきたかな。

 

2017/09/01:心拍確認できず(8wいくかいかないか)

今回もエコーで見てもらうと、赤ちゃんの大きさは13.7mm

この時期にしては小さく、前回からあまり育っていない。

しかも、前回ドクドクとはっきり動いていたのが見えない。

 

お医者さんがエコーの角度を何度も変えながら、一生懸命見てくれたのですが「うーん…心拍が見えないですねぇ…」とのこと。

もう頭真っ白で何も言葉が出てこなかったです。

 

内診台から下り、お医者さんの説明。

心拍が確認出来ないのでもしかしたら稽留流産かもしれない、3日後に再検査をすると言われました。

 

実は内診の前に、何か最近気になる事ありますか?と看護師さんに聞かれた時に、私は「ここ最近、ずっとあったつわりがマシになったんです。」と話していました。

胃のあたりがずっと気持ち悪かったのが、この診察の1週間ちょっと前から、それがだいぶ落ち着いていたのです。

でも基礎体温は高いままだし、つわり無い方が楽だったし、ちょうどその頃親戚が泊まりに来てUSJに行く約束もしていたので、とりあえず次の診察行った時に相談してみようと思っていました。

 

それが流産の予兆だったのかな!?と、この時初めて気付きました。

(※つわりが無くなったら流産を起こしているとは限りません。)

 

お医者さんに「つわりがマシになった時、もっと早めに診察に来た方が良かったですか…?」と尋ねました。

「ううん、そんなことないです。妊娠初期の流産のほとんどは染色体の異常で起こるものです。なので自分を責めないで。とりあえずまた3日後にもう一度見てみましょう。」

 

涙が出てきそうだったのですが、待合室には妊婦さんや赤ちゃんがたくさんいたので、クリニックでは堪えました。

 

2017/09/04:再検査でも心拍確認できず

そしてその3日後、やはり心拍は確認出来ず稽留流産確定

稽留流産とは、胎児はすでに死亡しているが、まだ出血などの流産徴候の無い場合のことを言います。

 

内診後に、今後について説明がありました。

自然に出てくるのを待つ待機的管理法と、手術で取り除く子宮内容物除去手術と2パターンある。

しかし待機的管理法で、2週間以内に完全流産になるのは20%程度なので流産手術をお勧めするが、出来るだけ手術をしたくない人は1~2週間程度自然に流産してくるのを待ってみることも可能。

妊娠時期が進んでくると内容物が大きくなるため、自然に出てくるのを待ってもなかなか出てこないことも多く、また自然排出の際にすごくお腹が痛くなったり出血が驚くほど増えることがある。

そのためこのクリニックでは基準として、胎嚢1cm以下は待機、胎児がはっきり見える場合や胎嚢が2cm以上のときには手術療法をお勧めしているらしい。

例えば、仕事をしていて急に出血したら困る方や、年齢が38歳以上で次の妊娠を急いだ方が良い方などは手術療法を選ぶ方が合理的だそう。

 

そういった説明を受け、私の場合は赤ちゃんも育っていて内容物も大きかったので手術を勧められました。

早い方が良いとのことで、その3日後を手術日として予約。

 

2017/09/07:子宮内容除去手術

手術を受ける際の注意点

事前に紙で渡されていた注意事項には、こんなことが書かれていました。

手術前
  • 朝9時来院(私の場合)
  • 前日の食事はいつも通りでOK
  • 手術の6時間前より食事は絶対に禁止
  • 化粧は無しか控えめ
  • 左手の人差し指はマニキュア落とす
  • コンタクトは手術前に外す
  • 生理用ショーツと夜用ナプキン2枚持ってくる
  • 費用2万くらい準備しておく
手術後
  • 術後は約3~4時間ベッドで安静
  • 当日は自分で自転車、バイク、自動車を運転しない
  • 翌日以降、家事や仕事はOKだが無理しないように
  • 月経の終わり頃のような少量の出血が約1~2週間ほど続き、軽い腹痛もある

 

手術の流れ

手術当日、かずくんは有休を取ってくれて、朝から一緒にタクシーでクリニックへ。

行先を伝えるとタクシーの運転手さんが「そこ有名ですよね~私の娘もそこで出産しましたよ〜」なんて話し出して、無反応の私に代わってかずくんが軽く話を流してくれた覚えがあります。。。

 

以下、クリニックに到着してからの流れを、覚えている範囲内で書いていきます。

 

①手術着に着替える

まず、ベッドがある個室の病室に案内され、手術着に着替えました。

数時間かかるので、付添人は長い時間待合室では待てないと事前に言われていたので、かずくんは近くの喫茶店で待つことに。

同じ時間帯に流産手術する人が、私以外にもう1人いたような感じでした。

 

②内診:子宮腔長の測定

一般の方と同じ内診室での内診です。

ピンクの手術着で目立つので、待合室から少し離れた椅子で待っていました。

内診ではまず、子宮内に細い物差しを入れて子宮の大きさと方向を確かめます。

 

③内診:子宮頸管拡張

そして、未産婦や前回帝王切開の人は子宮の出口(頸管)が開きにくいので、水分を吸って徐々に太くなる細い棒状のもの(ラミケン)を手術の数時間前に頸管内に入れます。

これが痛いって事前にネットで見ていたので、すごくビクビクしていたのですが、全然でした。

 

④病室で待機

自分の部屋に戻り、頸管が広がるのを待ちます。痛みは無かったですが、異物が中にある感じがずっとあって変な感じ。

そんな状態で1〜2時間程、ベッドに横になりテレビを見ながら待ちました。

 

⑤手術室へ移動

看護師さんが迎えに来て、エレベーターで手術室のある2階へ。

生理用ショーツと夜用ナプキンを持って、歩いていきました。

 

⑥手術:子宮内容除去

いよいよ手術。

細長い器具を子宮内に入れて子宮内容物を取り出し、さらに吸引器で吸い取ってきれいにします。

手術時間は通常15~20分程度

 

まず、名前と手術名を確認し、ヒンヤリした手術台に上がります。そして、手足を開いた状態で固定され、左腕から点滴で全身麻酔

全身麻酔は初めてだったのでどんな感じで意識が落ちるのか興味もあり、目を見開いて天井を見てました。

が、数秒後にはもう意識が遠のき…

次に目が覚めた時には、ナプキン付きの生理用ショーツを履かされてました。

思わず「あれ?もう終わったんですか?」と聞くと「はい、終わりましたよー」と看護婦さん。

あっという間。麻酔ってすごい。

痛くも痒くも何とも無かったので良かったですが、呆気なく終わり、もう赤ちゃんいないのか〜って寂しい気持ちになりました。

 

⑦ベッドで安静

麻酔でフラフラだったので車椅子で病室に戻り、しばらくベッドで安静。

寝てる途中、看護師さんがお股とナプキンの間に挟んでいたガーゼ?を取りに来ました。意識もボーッとしてたので、私は腰を浮かすだけで、されるがままの状態でした。

 

⑧軽食を食べる

麻酔が切れる頃に、軽食(ジュースとドーナツだったかな)が出てきました。

麻酔が切れているかの確認らしい。

これを食べて気持ち悪くならなければ帰れるとのこと。

特に問題無かったので、その後着替えてかずくんに迎えに来てもらいました。

 

⑨お会計

自己負担は16,520円

全部終わったのがだいたい14時半頃だったかな。

朝9時に行ったので、トータル5時間半くらい。

帰りもタクシーで帰りました。

 

術後の経過

言われていた通り、生理のような出血がしばらく続きました。

たまに、生レバーのようなプルプルした血の塊がドロッと出てきたりもして、ちょっとビックリしましたが、腹痛などは無かったです。

ずっと高温期だった基礎体温は、術後からすぐ下がりました。

 

2017/09/14:術後検診

手術から1週間後の術後検診では、問題なし、子宮も綺麗になっているとのことで、これで通院が終わりました。

お医者さんからは、

☆手術後の性生活は1週間控えること

☆妊娠は流産後1~2回程度の月経を見てからにした方が良い

と説明がありました。

 

あと、心拍確認できた時のエコー動画が入ったSDカードを看護師さんが出してきて「これ、心拍確認時の一回だけしか入ってませんがいりますか?」と聞いてきたので「ください!」と貰いました。

診察いく度に「俺も行こうか?有給取るし。」ってかずくんが言ってくれていたのですが、お腹のエコーになるまでは来ても意味無いからいいよって断ってたので、持ち帰ったエコー写真しか見せてあげることが出来なかったのです。

なので、そのSDカードに入った動画を家に帰って見せてあげました。

たった数秒の動画ですが、今でも大切に取っています。

 

2017/10/08:京都で水子供養・子宝祈願

この日は私の29歳の誕生日。

前日にかずくんから、

「誕生日は・・・京都へ行きます!着物着て京都散策😄」

と、京都日帰り旅行をサプライズプレゼントしてもらいました!

 

めっちゃ嬉しー🎵

着物で京都散策したかった🎵と喜ぶ私に、

 

「まぁ本当の目的は流産してしまった赤ちゃんの供養やけどね😄」

 

なんちゅー優しい旦那さんや😭😭😭💕

こんな人と結婚できて本当に良かったなと改めて思いました!

 

当日の朝、京都駅近くの着物レンタルでそれぞれ自分の選んだ着物に着替えました。

記念写真も一緒に予約してくれてたみたいで、着物で写真も撮ってもらいました。

 

その後、清水寺水子地蔵に手を合わせたり、産寧坂嵯峨天竜の観光、野宮神社で子宝祈願したり。

 

久しぶりに、すごく楽しくて幸せな1日を過ごすことが出来ました。

ずっと沈んでいた気持ちもなんだかリフレッシュ✨

 

さいごに

初めての妊娠が流産になってしまい、幸せ絶頂から一気にドン底に落とされたような感じでした。

どんな人でも約15%に流産が起きると言われていますが、自分はどうして85%の方じゃなく15%の方なのか!と、悔やんでも仕方の無い気持ちも何度も湧いてきました。

 

でも、私がPCOSだったとしても、妊娠できる2人であることには間違いない💡

なので、自信を持って次回を期待しながら頑張りたいと思います🤗💕